贈与税の非課税枠

「贈与税非課税措置」とは、父⺟や祖父⺟などの直系尊属から年間110万円を超える贈与を受ける場合、一般的に贈与税がかかりますが、住宅の 新築・取得、リフォームなどを目的とした贈与の場合は、「贈与税非課税措置」を利用して税金の支払いを減らすことができます。

住宅取得 などのために父⺟や祖父⺟などの直系尊属から贈与を受けた場合を対象に、2023年12月31日まで、最大1,000万円の贈与が非課税になる制度です。

通常、贈与税は贈与を受ける額が大きいほど税率が高くなり、1,000万円を超えると40%以上の税金が課せられるので、贈与を受ける場合、住宅取得時の贈与税の非課税枠はとても有利な制度といえます。

 

住宅の購入契約の締結期間良質な住宅左記以外の住宅
2019年4月1日〜2020年 3月31日3,000万円2,500万円
2020年4月1日〜2021年 3月31日1,500万円1,000万円
2021年4月1日〜2021年 12月31日1,200万円700万円
2023年 12月31日迄1,000万円500万円

贈与税非課税措置が適用される主な要件

  • 贈与税非課税措置は2023年12月31日までに契約した住宅が対象 自らが居住するための住宅であること
  • 受贈者がその年の1月1日において18歳以上であること
  • 贈与年の合計所得金額が2,000万円以下であること
  • 贈与者が父⺟・祖父⺟などの直系尊属であること
  • 贈与年の翌年3月15日までに住宅を取得し入居すること
  • 床面積が50平方メートル以上240平方メートル以下であること